2006-04

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J2:愛媛-徳島【愛媛県総合運動公園】

今日は、愛媛県総合運動公園陸上競技場に愛媛-徳島を見に行ってきました。

そう、Jリーグではじめての四国ダービーです。
ダービー。この甘美な響きにぼくらサッカーファンは踊らされるのです。

もちろん日本では、本格的なダービーというのはその歴史の浅さや文化の違いから南米や欧州のそれより激しいものではありません。
それでも、ライバル心というのはサポーターの中にはやはりあるものでそういった
気持ちが応援にも乗り移るものだったりします。
ただいくら激しいといってもブエノスアイレス、ベオグラード、グラスゴウ、ローマ・・と血を見るダービーは願い下げではありますが。

思えば、かつての横浜ダービーも熱いものがありました。
マリノスの方が上位であることが多かったのですが、それとは関係なくフリューゲルス戦は
苦戦したものです。

そんな雰囲気を感じたくて、マリノスサポのぼくは浦和とともににっくき東京戦を袖にし、松山へと出かけたのでした。
松山は初めて行く土地です。

行きは、飛行機です。

本当は18きっぷを使って行きたかったのですが、時間的に間に合わないことが分かりました。
次善の策は深夜バスです。
ですがこれも仕事の都合で間に合わなく、飛行機を使うことにしました。
金券屋で仕入れたJAL株主優待券を使って21500円。安くはないですが、ぎりぎり妥協の範囲と踏みました。
羽田8:30発JAL1463便。ほぼ満席でした。寝坊し搭乗時間締め切り後に係員のおねーさんに
無理して入れてもらいました。おねーさんごめんなさい。

少し遅れて10:30ごろ松山空港着。まずはバスで市内へ向かいます。
リムジンもあったのですが普通の路線バスに乗りました。これが結構混ました。
11:00JR松山駅着。ここから会場行きのバスが10分おきにでていることを確認してから
ブランチを取ることにしました。
試合は14:00からなのでまだ時間があります。
JR松山駅前は、松山市の中心繁華街ではないようで商店街等もありません。
JR松山駅

↑JR松山駅

駅の2階に食堂があるようなので、手近なここで済ませようと思いました。
2階は土産物屋と食堂。ここはなんというか昭和の香りの漂うスペースです。
土産物屋に客はなく店員のおばちゃんが談笑しています。そして食堂は、本当に「食堂」
という感じのお店。でもこういうのは嫌いじゃないです。「レストランつばき」という
店でした。500円のチャーハンを平らげてから駅前を散策してみました。

駅前には路面電車の電停もあります。伊予電鉄(いよてつ)の市内電車です。


それにしても駅にも周辺にも、愛媛FCを応援しようというポスターなり掲示なりが
皆無です。
12:00をすぎたのでぼちぼち会場に向かうことにします。
ですが、バス乗り場で乗ったのはぼくを含め3人・・。いくら時間がまだ早いからって
これでは厳しいなあ。
伊予鉄道(いよてつ)の松山市駅を途中で経由しました。ここには高島屋もありにぎわって
います。どうやら松山市の交通の中心はJRではなくここのようです。それでもここから
乗った人も2人だけでした。
重信川を渡ると風景は郊外色が強くなってきました。畑も目立ってきます。
12:45に愛媛県総合運動公園陸上競技場に到着しました。結構かかった。
ここには敷地内に動物園もあるようです。

会場外には、売店が並んでいます。
名物らしい「じゃこ天」150円を買ってみました。あげたてでなかなかの味でしたよ。

会場に入ると、やはり客は多くありません。
(観衆は4110人でした・・)
スタジアムDJがあおるものの会場は白けたままという感じ。DJの必死さのサムさが
際立つという感じになってしまっています。
ehimesapo


tokushimasapo



ぼくはB席というメインスタンドの愛媛側はしのほうに席を確保しました。
席はベンチ型です。
まあまあ見やすいところです。
バックスタンドの向こう側には山があります。
愛媛ゴール裏の上のほうは丘になっていてただ見をしている人が数人。
っていうかただ見できるのか!
tadami

↑ただ見しちゃダメよ

徳島ゴール裏には「えひめショボいけん煽れません」という挑発的なダンマクがあることは
あります。
徳島の試合は過去2回ほど見ています。水戸と国立(東京V戦)ですがここではさすがに
サポは多く詰め掛けています。そして元気のいいのは愛媛より徳島サポであったりします。
ですが、愛媛はこれからなのでしょう。強力なコールリーダーもいない感じです。
まだまだ一般市民には浸透していないのでしょうし、地道な活動が身を結んでくることを
期待したいものです。
愛媛といえば、広島から移籍してきたMF高萩がいます。将来を嘱望されているボランチですが、ここで落ちぶれてしまってほしくないです。ぼくとおなじ福島県出身なだけに特にそう思ってしまうわけです。
徳島ですか?徳島はなんといってもノリヲですよ。サブですがw


盛り上がりに欠ける、と書きましたが試合前に徳島(大塚製薬)との過去の戦績の紹介がありました。JFL時代から含めまだ愛媛は徳島に勝ったことがないのですね。
この「屈辱の歴史」の紹介が結構うまく、テンションもあがってきました。
試合前には愛媛県知事と松山市長が両チームを激励しました。
そしてなんと
松山市長は、レプリカを着てゴール裏で応援です!

キックオフ。
前半は愛媛が押していました。決定的場面も数度作りました。
徳島はチャンスらしいチャンスを作れないまま前半を終了しました。
応援スタイルは、ここまではやはり徳島のほうがまとまって洗練されているようにどうしても見えてしまいます。

愛媛-徳島


後半になっても愛媛ペースは変わりません。
ですが、決定力とラストパスの精度の問題か、なかなかゴールが決まりません。
じりじりする展開。こうなると結局攻められている側が点を取ってしまうということが
よくあります。
今回もそうなるのか・・
残り15分を切ったぐらいから、最後の力をふりしぼり試合は俄然熱を帯びてきました。
おとなし目だったメインも、再三チャンスをつぶす姿にため息と応援が混じってきました。
そして後半42分。右サイドから持ち込んだMF森脇が自らシュート。これがゴールとなり
ついに愛媛が先制しました。抱き合う愛媛サポたち。
あれほど寒かったスタジアムDJのテンションとスタンドがついに一体化しました。
ついに徳島に勝つことができるのか?

そして試合終了のホイッスル。メインもバックのサポも歓喜の瞬間でした。
あれだけ勝てなかった徳島に、Jの舞台で勝つことができたのです。
いつの間にかぼくも愛媛の応援をしていました。
いや、実際愛媛はいいゲームをしていました。中盤からよくチェイスをしているし
皆運動量が多かったです。
そして愛媛はこれでホーム4連勝。ホームで強いというのは重要な要素ですし今日来た観客を
また来たいと思わせるような試合をしたと思いますよ。

試合後挨拶に行った徳島の選手たちに、徳島サポからはブーイングが起こっていました。
結果より内容に対してではなかったのでしょうか。

会場を出ると、NHK松山がサポにインタビューをしていました。
ぼくも取材してみました。20代前半ぐらいの男性2人組です。


-今日は大満足では?
「内容的にも圧倒していたし満足です」
-徳島に対しては意識はありますか?
「やはり他のチームよりは、意識はあります。ずっと負けているし」
「徳島サポに対しては負けたくない気はあります。徳島のダンマクに『四国代表』って
書いてあるのがあるでしょう?代表されたくない思いはありますね」
-それにしても初昇格で、失礼ながら思った以上の成績ではないでしょうか?
「もっと苦戦すると思っていました。監督もシーズン前10勝が目標と言っていたくらいですから」
-市長がゴール裏で応援ってすごいですね
あの人去年もホームは全試合来てますから。うれしいことです
-サポ間で人気のある選手はだれです?
「新加入の選手には注目していますが、JFL時代からいる浜岡が一番好きですね。通用しているから
なおさらです」
-愛媛というと、部外者からは野球の盛んなところというイメージがあるのですが実際どうですか
「確かにそうです。先日の札幌戦の最中にWBCの結果を放送したのですがそこが一番盛り上がって
ましたからね(笑)」
「でも少しずつサッカーも浸透してきていると思います。地域に根ざしたチームをめざして
ますから」
-ありがとうございました。いいもの見せてもらいました。


まじめそうだけど、それでいて熱い感じの好感の持てる2人組でした。

オーレくん

↑試合後サポに囲まれるマスコット「オーレくん」


さて、満足感でいっぱいになった後は市内へまたバスでもどります。
帰路はJR松山駅から、快速「ムーンライド松山」に乗ります。22:35発なのでまだまだ
時間があります。
珍しく市内観光などしてみることにしました。
松山市駅までもどってから路面電車で道後温泉に行ってみることにしました。
松山市内からすぐのところにこの老舗温泉はあります。
ちょうど観光用の「坊ちゃん号」がやってきたのでこれに乗って道後温泉へ向かいます。
この坊ちゃん号は市内電車軌道を、SLを模した気動車でレトロ客車をけん引している
ものです。予約なしで即乗れます。300円でした。
道後温泉は、なかなかいいところでした。俗化されすぎずかといって寂れてはいない。
ほどよい規模です。名所のこれぞ伝統の建物という道後温泉本館で温泉に入り(800円)
思わずゆっくりくつろいでしまいました。休憩所も昭和というより明治の雰囲気で
とても気持ちよかったですよ。
もっとゆっくりしたかったぐらいです。
いい温泉街なのですが、宿命といいましょうか、こういうところに必ずあるストリップ劇場
もちゃんとあるのがちょっと残念ではありますが、これも温泉街の宿命ということでしょう。
裏のほうには、場末感たっぷりの飲み屋街がありまるで映画のセットのようでもあります。
場末な場所




そう、松山は映画やドラマのロケでもよく使われます。
「セカチュー」「がんばっていきまっしょい」など。
それも分かる気がします。実にいい街です。

道後温泉から、駅に向かう途中の繁華街「大街道」を散策してみました。どうやら街中は明日から開幕する四国アイランドリーグ「愛媛マンダリンパイレーツ」を応援するポスターが目立ちます。
やはりサッカーよりも野球なのか・・。そういやセンバツ優勝したことのある済美高校も市内にありました。

そんなこんなで18きっぷで「ムーンライト松山」に乗り込みました。

明日は京都に行きます。




・2006年 観戦13試合目
・観戦満足度 ★★★★★ 期待以上におもしろかったし松山の街がとてもよかったから

 (満点は5)
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